Home >> ごあいさつ

ごあいさつ

30年豪雪を経験して
 今回の豪雪で亡くなられた方々に心よりお悔やみ申し上げると共に、被災された皆様にお見舞い申し上げます。尊い命までもが失われる事態となり、県民の心にも大きな傷跡を残す結果を招いてしまいました。
 県内のJRやえち鉄、福鉄、バスなどが連日にわたって運休。高速道路なども通行止めとなり、私立高校の入学試験は延期。また、スーパーなどに食料品が納品されず、ガソリンや灯油などが不足するなど、県民生活に多大な影響を及ぼしました。
 さらに、平地よりも雪深い山林では、林業被害の把握すら容易でない状況にあります。
 また全国的にも大きく報道されましたが、本県の大動脈である国道8号は一時、約1,500台もの車が立ち往生し、9日明け方に解消されるまで多くの人が車内で夜を明かすなど大混乱となったほか、県内では、車中での一酸化炭素中毒や除雪車による作業中の心肺停止、さらに屋根雪下ろし中の事故などにより、これまでにわかっただけでも十二名もの尊い命が失われてしまいました。今回、改めて雪の恐さを思い知らされると共に、日頃からの雪に対する十分な備えが必要であることを痛感しています。
 またそれと同時に、県の災害派遣要請に対応し、懸命に除雪活動を行った自衛隊や地域外自治体の応援部隊、昼夜を問わず使命感を持って除雪に当たったオペレーターをはじめ、建設業者の方々に対して、県民を代表して御礼申し上げると共に、各集落で行われた助け合いの除雪活動を通して、改めて県民の粘り強さと温かさを実感しています。
 この平成三十年を教訓に、二度と同じ轍を踏まないよう、オペレーターの育成、食料の確保、燃料備蓄の分散化、緊急車両のルート確保、独居老人・障害者へのケア、すぐに止めるJRや高速道路の雪に強い運行等々、さまざまな課題を洗いざらいテーブルに乗せ、対策を講じるべきであります。例えば札幌のように、温水プールにダンプがどんどん排雪している先進的な技術やノウハウも取り入れながら、雪に強い福井県を作り上げていかなければなりません。
 今、県では、今回の事態を踏まえ徹底的に原因を追究し、6月までに課題を整理しています。いつ起こりうるかわからない機会に備え、今回の教訓を生かします。
 さて、平昌冬季オリンピックでは、日本勢が多くのメダルを獲得し、かつてない活躍をみせてくれました。また、国内では、冬季国体において福井県選手団が好成績をあげ、得点が加算される今秋の福井国体に弾みをつけてくれました。いよいよ本国体に向けて、準備も最終段階にきております。県民皆様のご協力をお願い申し上げます。

 福井県議会議長 仲倉典克