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福井県議会2月定例会を終えて

 今回のロシア・プーチン大統領がとった行動は、国家主権を踏みにじる暴挙であり、いかなる理由も通用しない最も悪質なテロ行為であります。断じて許すことができません。福井県議会においては、ロシアの一連の行為に対する非難決議をさせていただいたところであります。国際社会が一丸となって断固たる姿勢で臨み、一日も早くウクライナの国民が元の生活に戻れるよう支援することが不可欠です。
 さて、新型コロナウイルスが発生して2年が経ちました。ウイルスも変異しながら第6波に入り、今後第7波も視野に入ってきています。変異するごとに感染力が増し、保健・医療体制だけでなく、保育・介護・学校など様々な分野に影響を及ぼしています。
 一方、経済の面では、我が国のGDPが10〜12月期で3年ぶりのプラス成長、上場企業の過去最高の収益をみると、そういった数値と我々の肌感覚とはかなりずれがあるようです。飲食店やそこに食材を納める業者、旅館・民宿・ホテル、タクシー・運転代行、ドライブイン、イベント業、雀荘にいたるまで、私のところにも、知人、友人から悲痛の声が届けられています。
 我が県は、「まん延防止等重点措置」を申請しない全国でも数少ない県であります。しかし、そうであるならば、相当の財政出動の覚悟を持って事業者へのセーフティーネットと救済措置を実行しなければならないことをベースに、自民党福井県議会として総括をさせていただいたところであります。
 世界情勢の変化により、我々の生活基盤に影響を及ぼす分野も出てくるものと推察しますが、情勢を正確に見極めながら、国に進言し、自治体政策としてやれるところは機敏に対応すべく行動してまいりたいと思います。
 また、この度自民党福井県議会会長の再任と併せて自民党福井県連の幹事長のお役目をいただくこととなりました。二度目の就任ですが、与えられた責務に誠心誠意努めてまいる決意です。

 福井県議会議員 仲倉典克